終活が必要な理由

どうして、終活が必要なのか?

必要な理由を考える前に、親のこと、自分の理想的なものをカタチに「遺したい・備えたいと考えた時に、「終活」という言葉を葬儀、などと直接 結びつけると、亡くなった後のことばかりを、イメージされますが、「10年後、今住んでいるところに、暮らしているかを思い浮かべたり」、飼っているペットのこと、もし終末医療が必要になったときに、どうしたいのか? 預金、不動産のことなどがあります。

そのため、葬祭関連のことを考えておくことは、もちろん大切ですが、そのことだけを思うと、
自分が亡くなることを考えたくない、直ぐに思うことができないため「終活」自体を考えることが
進まなくなることもあります。

では、どのようなケースで、終活を考えたらいいのか、実際に起こったケースの一部で説明します。

50歳以上

独身生活で、旅行が大好きだった50代の方のケース

賃貸アパートに、20年間住んでいた部屋を片づけることになったのは、60代の故人のお兄さんでした。
逢う機会は、数年に1度でしたが、兄弟関係は良かったと聞きました。

部屋の間取りは3DK。独身だった弟さんは、1つの部屋を旅行関係の本を集めた書斎として使い、
押入れの中にはスーツケースが3つ置かれていました。

部屋の片づけが終わった後、諸手続きを進めようとしたところ、少し困ったことがありました。
それは、賃貸契約書が見つけられなかったことです。

賃貸契約書の特記事項には、敷金、退去の際の負担金などが、書かれていることがあり、
お兄さんは不安を抱えたまま、退去手続きをすることになりました。

定年前に、単身赴任中に起こった突然の出来事

働き盛りで、単身赴任する50代の方たちは多いと言われています。
幾つの理由の1つに、持家のこと、ローンのこと、お子供さんの学校のことなどがあります。

実際にあったことですが、大手自動車メーカーに勤務する、50代前半の方が、
赴任先の埼玉工場近くのマンションで亡くなりました。原因は心筋梗塞です。

ご家族はお金の資産状況は把握していましたが、父親が使っていたネット接続のプロバイダー会社が
分からなかったため、故人宛に届いた郵便物から手掛かりを探すことになりました。

ご長男の方は、大学卒業後に新社会人となると伺いましたが、数多くの社会経験を、子供に伝えたいこと、想いを遺せることができるように、ノートなどに遺す方たちが増えています。

終活が必要な理由

75歳以上

あるべきものが探せない!資産の正しい残し方

あなたの部屋を誰かが片づけるとき、それをする廻りの人たちが必ず思うことがあります。それは、「いったいどこから手をつけたらいいのだろうか・・」目の前にある膨大な状況を見て必ず戸惑うことになります。

そして、次に、「いったいどこに何があるのだろうか?」と、必ず考えます。
ここで、分かりやすいイメージをお伝えしたいので引越しの際の話をします。
新居先に移るときは、不要なものを処分して、必要なものだけを運びだします。
そして、把握している自分の持ち物を引越し先で使います。

これとは逆に、あなたにもしものときがあったとき、使う予定がない不要なものまでが部屋に残っています。そのため、引越しするときの2倍近くの量を片づけることになります。

また、片づける方たちは、自分が使っていたものではないので、どこに何があるか、正確には把握することは困難です。現金を含め、貴金属、自宅権利書などの重要なものは、いずれ、誰かに片づけを託すことを考えた場合に、しっかりと引き継いでおかないと、懸命に探しても分からなかったり、

ときには誤って廃棄される可能性があるので、今から考えておくことが大切です。

もしもの時、緊急連絡先

住んでいる市町村によっては、高齢社会政策課で「見守りダイヤル」などの名称で、安否の確認をしているところがあります。自宅を訪問する電気・ガス・水道・新聞配達・宅配業者と廻りに住んでいる、
近隣の方たちが、

  • 新聞が溜まったままの状態
  • 昼夜についたままの電気
  • 洗濯物が干されたままの状態

などを、察知した場合、近くの民生委員及び市町村の窓口に通報する仕組みです。

そいった際に、部屋を訪ねた人に知らせるべきことは、

  • 持病、既往疾、常備薬、直ぐに知らせたい人

若しもに備え、玄関、扉の目立つところに、貼っておくことが大切です。