終活の手引き

人生をよりよく生きるために
img_guide1元気なうちに、自分らしくい最後を迎えるために、今から備えておく
葬儀のこと、もしも自分に何かがおきたときに介護のこと、今住んでいる
ところをどうするのか?などあれこれと頭に浮かびます。

また、子どもに迷惑をかけないよう、エンディングノートを購入したのに、
何も記入せずにそのまま、引き出しにしまってあることもあります。
では、いったい何から始めたらいいのでしょうか?

今日からできる、「終活」準備、まずは身近なところから

収納されたままの下駄箱、足元から自分の人生を振り返ってみる。

下駄箱に入れてある、靴の片づけをする機会は意外に少ないものですが、整理を進めると、
足元から「かつて自分が歩んできたこと」、当時の出来事を思い出すことに繋がってきます。
購入したときに、「こんなことがあった、あのときにこんな思い出があった」など。

整理をしていると、今までのエピソードが蘇ることがあり、それと共に自分が歩んできた道、
その当時に、接してきた人たちのことまでを思いだすこともあるので、
身近なところから始める第一歩として、とてもお勧めです。

1. 3年間使っていなかったものを片づける。

「終活」が必要な理由のところでご説明しましたが、故人が身につけていた衣類は、後に遺された人にとって、気持ちの区切りがつかなくなることが多いため、不要と思われるものは、早めに整理してください。

「また着ることがある、まだ使えそうだ」と思われるかもしれませんが、3年以上身につけていなかったもの、使わなかったものは、最終的に捨てられることが多いことが、今では分かってきています。

2. 本棚のなかにある、不要な本を整理する

故人が仕事などで使った本、収集した本の取扱いに迷う遺族の方が多くいます。

よく、本棚に収納されている本から写真が挿んであったりしますが、整理をしながら行うことによって、
「アルバム・写真を遺された人たちに引き継ぎたいのか」。ご自身の意思を伝える判断ができます。

ご参考までに、遺族の方が故人の写真の全てを持ちかえることは、意外かもしれませんが稀にしかないケースです。
理由の1つに、家族であっても別のところに生活の拠点があるからです。

3. 趣味で描いたもの、作った物の後始末

二人暮らしで、母親と同居していた長男の方の話です。戸建て3DKの賃貸から、母親が他界したことがきっかけとなり、ひとりで住むには広すぎるため、引越しを行うことになりました。

3つの部屋のうち、1つの部屋は母親が住んでいたので、何を形見分けとして引越し先に運ぶかを考えていました。ただ、困ったことが1つありました。「生前、母が作っていたドール人形の数が多すぎて、全部を運ぶことができない。」

故人が描いた絵、趣味で作っていたものは、遺された人たちが、故人に敬意を表したとき
どうしていいのか分からなくなることがあります。そのため、人に譲ったり、整理できるものがあれば、
早めの対処を心がけてください。

終活の手引き

お金・財産、不明確こそ後悔の元

あなたに万一のときに、それを受け継ぐ人がいます。そのため、まずは、メモでも結構ですので、
1度何かに書き写して下さい。その際に、幾つかの注意ポイントがあります。

現金

  • 古い時期に開設した口座
  • 前に住んでいたところ、勤めていた時期周辺で開設した口座
  • 箪笥預金など自宅内の保管先

意外に多いケースで、勤めていた周辺で銀行口座を開設した後に、転勤、退職、引越しなどで、
銀行口座が、休眠口座状態になっていることがあります。

美術品・工芸品

  • 自宅内の保管場所
  • 自宅以外の保管先

箪笥預金以外でも、どこかに現金などを置いた覚えはないのか、思いだして下さい。

また、書き写す際には、自分の資産の棚卸をする程度に初めてください。

1. 預金口座

自分自身でも、10年以上前に作った口座を忘れているケースがあります。
もし、支店、口座番号を忘れていても、銀行名が分かれば調べられることが多いので、
預けたままの状態のものを纏めることをお勧めします。

2. 美術品・貴金属・宝飾工芸品

美術品の価値は、本人でなければ分からないことが多くあります。

「特に、掛け軸をどうしたらいいのか?」
現地で悩む遺族の方がたくさんいます。

3. 負債・カードローンなど

不動産は、登記簿を取り寄せれば担保状況が分かりますが、借入金、ショッピングローン(分割払い)などがあると、相続した人に引き継がれることになります。

また、故人の部屋の遺品整理をしているときに、生前に付き合いがあったと借用書などを見せられたケースも実際にありましたので、あなた以外の人が分かる様にしておくことが肝要です。
※ ご注意!
お金・財産の価値を把握してから、それをどう伝えるかですが、エンディングノートなどに記載したときの保管先には、細心の注意を払う必要があります。

もしものときに備え、自分の意志を残しておく

「後に遺された人に迷惑をかけたくない」。その気持ちは、どなたも同じです。
これは、遺品整理の視点でお話しすると、遺族にとって心の負担になるものがあります。

それは、「故人が身につけていた衣類、読んでいた本、愛用していた書籍です。」そのため、
・実家の遺品整理をしようとする気になれない
・故人の部屋を片づけていたところ、気持ちが切なくなってしまった
・誰も住んでいない実家に戻ることができない・・など

着物などを含め、どうのように扱って欲しいのか、処分していいのかなど、遺族が判断に、
迷わないように意志を伝えておくことが大切です。

また、葬儀のときに、「本当に葬儀に呼びたい人」「亡くなったことだけを知らせたい人」
「年賀状だけのやり取りで、喪中だけを知らせればいい人」のリストがあれば、引き継がれた人たちに、
故人の遺志を受け継いでいる安心感を与えることができます。

家のことは、遺された人たちに引き継ぎできるように

親の墓や仏壇をどうするかも問題になりますが、意外と多いのが、
「誰も住んでいない実家をどうするか?」遺された家族が悩むケースです。
遺されたご家族は、賃貸ではないので、直ぐに売却などを考えないこともあります。
できれば家族と共に暮らしていた家をそのままにしておきたいという想いからですが、
・誰も住んでいなくなった室内は、湿気、カビ、2年以上住んでいないところには、ネズミの侵入。
・地震、火災保険を支払い続けなかった場合の火の心配など
遺族が躊躇しているなかで、不安を抱えることがあります。

そのため、直ぐに家を売却する必要がない場合には、更地にする方法もありますので、
「家のことをどのようにしたいのか」、予め意志を伝えておくことが大切です。